変形性膝関節症で手術はしたくない?新たな選択肢「カテーテル治療」とは | 福岡で注目の新治療
はじめに:治療しても膝の痛みが良くならない…と感じていませんか?
「何年も湿布と注射を続けているのに、膝の痛みが良くならない…」
「人工関節の手術は避けたいけど、これ以上どうしたらいいか分からない」
そう感じている方は、あなただけではありません。変形性膝関節症は、特に中高年に多く見られる膝の疾患ですが、保存療法(注射・薬・リハビリ)では限界があり、手術以外に効果的な選択肢が少ないのが現状です。
しかし近年、「膝のカテーテル治療」というまったく新しい治療法が登場し、保存療法と手術の-間-に位置する選択肢として注目されています。
福岡でもこの治療を希望される方が増えており、福岡ペインケアクリニックでは全国でも数少ない専門的な治療を提供しています。
なぜ膝の痛みが“長引く”のか?
変形性膝関節症の進行には、以下のような背景が複雑に絡み合っています:
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関節内の炎症が慢性化し、異常な血管(モヤモヤ血管)が形成される
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正常な軟骨がすり減り、骨同士がぶつかるようになる
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歩行や階段昇降の負担で、痛みが慢性化している
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ストレスや筋力低下により、血流が悪くなる
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繰り返しのヒアルロン酸注射や湿布治療に限界がある
これらの中でも、近年注目されているのが「モヤモヤ血管」の存在です。
モヤモヤ血管とは?|痛みを生み出す“隠れた原因”
モヤモヤ血管とは、炎症部位に新たに作られた異常な毛細血管のこと。本来は修復のためにできる血管ですが、慢性的に残ることで痛みを引き起こす神経を刺激し続け、ズキズキ、ジンジン、階段での強い痛みの原因になることがわかっています。
この異常血管は画像検査(MRIや血管造影)で可視化され、従来の治療では届かない“痛みの根源”として注目されています。
膝のカテーテル治療とは?|保存療法と手術の“間”にある新しい選択肢
膝のカテーテル治療(GAE=Genicular Artery Embolization)は、太ももの血管からカテーテル(細い管)を挿入し、異常血管だけを薬剤でふさぐ治療法です。
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局所麻酔で日帰り治療が可能
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正常な血管は温存され、安全性が高い
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1〜2ヶ月で効果を実感しやすく、再発も少ない
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世界的にはアメリカやドイツで保険診療として導入されているエビデンスのある治療
従来のように「湿布や注射で様子をみる」か、「人工関節手術を受けるか」しかなかった選択肢の中で、“第三の道”として中間に位置する治療として注目されています。
海外ではすでに普及|GAEはアメリカ・ドイツで保険治療に
このカテーテル治療は、すでにアメリカのFDA(米食品医薬品局)やドイツの医薬品機関で承認・推奨されている治療であり、変形性膝関節症の治療法として欧米を中心に普及が
進んでいます。
特に手術リスクのある高齢者や、スポーツ復帰を目指すアスリートの間でも実施例が増えており、エビデンス(科学的根拠)も年々積み重なってきているのが特徴です。
福岡で受けられる膝のカテーテル治療|福岡ペインケアクリニックの取り組み
福岡ペインケアクリニックでは、変形性膝関節症に対して膝関節動脈のモヤモヤ血管をターゲットにしたカテーテル治療を専門的に行っています。
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完全予約制・約1時間の低侵襲な日帰り治療
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MRIやエコーを用いた精密診断
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経験豊富な医師による安全な手技
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リハビリや生活指導との併用で再発予防
「今の治療に限界を感じている」「手術以外の道を探したい」──そんな方にこそ、一度ご相談いただきたい治療です。
まとめ|「もう手術しかない」とあきらめる前に
変形性膝関節症の治療には「正しい診断」と「治療の選択肢の見直し」が必要です。
もし現在の治療で改善が見られないのであれば、それは“治らない”のではなく、“アプローチが合っていない”だけかもしれません。
膝の痛みに対して、「モヤモヤ血管」という新しい視点からアプローチするカテーテル治療は、これまで治療の限界を感じていた方にとって画期的な一手となり得ます。
九州でこの治療を受けたいと考えている方は、ぜひ一度、福岡ペインケアクリニックにご相談ください。