痛みのカテーテル治療
痛みのカテーテル治療とは
痛みのカテーテル治療は、慢性的な痛みの原因となる異常な新生血管(モヤモヤ血管)を特定し、それを減らすことで痛みを軽減する新たな治療法です。
特に、長期間続く痛みや通常の薬物療法、ブロック注射、手術などの治療で十分な改善が得られなかった患者様に対して、新たな選択肢として注目されています。
治療の仕組み
直径0.6mm程度の極細カテーテルを手首や足の付け根の動脈から挿入し、異常血管に直接薬剤(一時的塞栓物質)を投与します。痛みを増幅させる神経と密接に結びついている「モヤモヤ血管」を閉塞し、炎症を鎮めることで痛みの根本改善を目指します。
※本治療は、米国FDAおよびドイツBfArMの認可を受けた技術に基づいています。
最大の特徴は、手術を伴わない低侵襲な治療である点です。
身体への負担が少なく、一般的に局所麻酔下で行われます。治療時間は20分~60分と短く、入院不要で、治療後すぐに日常生活に戻ることが可能です。
痛みのカテーテル治療の特徴
▲ 治療直後は膝のモヤモヤ血管が減っています(右写真)
局所麻酔で行い、0.6mm程度の極細管を使用するため傷口が非常に小さく、傷口は目立たないです。
入院の必要がなく、治療後は短時間の安静を経て、その日のうちに歩いて帰宅し日常生活に戻れます。
血管撮影装置を用いて、痛みの原因「モヤモヤ血管」を正確に特定し、ピンポイントで治療します。
一時しのぎではなく、根本原因(異常血管)を閉塞するため、長期的な痛みの改善が期待できます。
メスを使わないため、手術と比較して合併症のリスクが低く、安全性が高い治療法です。
治療の効果
痛みの緩和
治療後、約1週間〜1ヶ月の間に多くの方が痛みの軽減を実感しています。長年の慢性痛でも、1〜2回の治療で大幅な改善が見込めます。異常血管を遮断し、過敏になった神経を鎮めることで、痛みの根本からの緩和を目指します。
炎症の抑制
モヤモヤ血管を除去することで炎症の進行を抑え、関節や腱の機能改善につなげます。痛みによる可動域制限が緩和され、日常生活動作がスムーズになることを目指します。
リハビリテーションとの併用
カテーテル治療後に適切なリハビリ(コンディショニング)を行うことで、さらに高い効果が得られます。痛みが減り身体を動かしやすくなるため、機能回復がスムーズに進みます。
再発リスクの軽減
異常血管を閉塞することで再発リスクを軽減できます。ただし、生活習慣によっては新たな異常血管ができることもあるため、治療後も適切な運動や姿勢維持を心がけることが大切です。
副作用・リスク
本治療は安全性が高いとされていますが、以下のリスクが考えられます。
料金表(自由診療)
※価格はすべて税込です
よくあるご質問(FAQ)
カテーテル治療とはどのような治療ですか?
足の付け根や手首などの動脈から、点滴の管のような細いチューブ(カテーテル)を入れ、痛みの原因となっている「モヤモヤ血管(異常な血管)」まで進めます。そこから薬剤を流して異常な血管を減らし、痛みや炎症を改善させる日帰り治療です。
治療中の痛みはありますか?
カテーテルを入れる場所に局所麻酔をするため、挿入時の痛みは採血と同じくらい(チクッとする程度)です。血管の中には痛みを感じる神経がないため、カテーテルが進む痛みはありません。薬剤が入る瞬間に、患部が温かく感じたり、一時的に重だるく感じたりすることがありますが、我慢できる範囲であることがほとんどです。
入院は必要ですか?
必要ありません。治療時間は部位によりますが30分〜1時間程度で、治療後は院内で1〜2時間ほど安静にして止血を確認してから、その日のうちに歩いて帰宅できます。
治療後の副作用やリスクはありますか?
カテーテルを入れた場所(足の付け根や手首など)に内出血(青あざ)ができることがありますが、1〜2週間で自然に消えます。また、稀に造影剤によるアレルギーやかゆみが出ることがありますが、数日で改善します。重篤な合併症は極めて稀で、安全性の高い治療です。
効果はすぐに現れますか?
治療直後から痛みが減る方もいれば、1〜2ヶ月かけて徐々に改善していく方もいます。特に慢性化している場合や、特定の部位(前立腺炎や腰痛、ゴルフ肘など)では、効果を感じるまでに少し時間がかかる傾向があります。
1回の治療で終えられますか?
多くの方は1回の治療で痛みが大幅に改善しますが、重症度や罹患期間によっては2回目の治療が必要になることもあります。複数回受けることも身体への負担が少ないため可能です。
どのような痛みに効果がありますか?
3ヶ月以上続く長引く痛み(慢性痛)に効果が期待できます。具体的には、五十肩、変形性膝関節症、腰痛、首こり肩こり、テニス肘、アキレス腱炎、足底腱膜炎、スポーツによる痛み、慢性前立腺炎などが対象です。
保険は適用されますか?
現在の日本の医療制度では、運動器カテーテル治療は公的健康保険の適用外(自費診療)となります。ただし、出血を伴う一部の病態(人工関節置換術後の反復性血腫など)は保険適用となるケースもあります。※詳細はクリニックにお問い合わせください。
治療後、すぐにスポーツや仕事に復帰できますか?
翌日からデスクワークなどの仕事や、日常生活レベルの動きは可能です。激しいスポーツや重労働については、治療後数日は控え、徐々に負荷を上げていくことを推奨しています。
学生や高齢でも治療を受けられますか?
はい、可能です。10代や80代以上の方でも治療を受けて改善されている例が多数あります。全身麻酔を使わず体への負担が少ないため、小学生からご高齢の方でも受けていただきやすい治療です。ただし、認知機能や全身状態によっては慎重に判断する場合もあります。
九州ペインケアネットワーク
Kyushu PainCare Network
福岡ペインケアクリニックと、ながさきハートクリニックは、 モヤモヤ血管治療が受けられるクリニックで、同水準の治療とサポート体制を提供しています。


