メニュー

痛みのカテーテル治療

痛みのカテーテル治療とは

痛みのカテーテル治療は、慢性的な痛みの原因となる異常な新生血管(モヤモヤ血管)を特定し、それを減らすことで痛みを軽減する新たな治療法 です。特に、長期間続く痛みや通常の薬物療法、ブロック注射、手術などの治療で十分な改善が得られなかった患者に対して、新たな選択肢として注目されています。

この治療では、直径0.6mm程度の細いカテーテルを手首や足の付け根の動脈から挿入し、異常血管に直接薬剤を投与することで、それらの血管を閉塞し炎症を抑える 仕組みです。モヤモヤ血管は、本来存在しないはずの異常血管であり、痛みを増幅させる神経と密接に結びついているため、これを遮断することで痛みの根本的な改善が期待できます。

この治療法の最大の特徴は、手術を伴わない低侵襲な方法であるため、身体への負担が少なく、治療後の回復が早い ことです。一般的に局所麻酔下で施術が行われ、治療時間は1時間前後と短く、入院の必要がないため、治療後すぐに日常生活に戻ることが可能です。

また、カテーテル治療は血管透視装置を使用してリアルタイムで血管の状態を確認しながら行われるため、ピンポイントで痛みの原因にアプローチできる のも大きなメリットです。従来の保存的療法では十分な効果が得られなかった慢性痛の患者にとって、痛みを大幅に軽減し、生活の質を向上させる可能性がある画期的な治療法といえます。

痛みのカテーテル治療の特徴

低侵襲で身体への負担が少ない

治療は局所麻酔下で行われ、直径0.6mm程度のカテーテルを手首や足の付け根から挿入するため、傷口が非常に小さく、術後の回復も早いです。

即日帰宅が可能

入院の必要がなく、治療後は短時間の安静を経て日常生活に戻ることができます。

 

ピンポイントで痛みの原因にアプローチ

X線や超音波を使って、痛みの原因となるモヤモヤ血管を正確に特定し、直接治療を行います。

長期的な痛みの軽減が期待できる

一般的な鎮痛剤やブロック注射は一時的な効果にとどまることが多いですが、カテーテル治療では根本的な原因(異常血管)を閉塞するため、持続的な改善が期待できます。

手術ではないため、リスクが少ない

メスを使わないため、手術と比較して合併症のリスクが低く、安全性が高いとされています。

治療の効果

痛みの軽減

治療後、約1週間〜1ヶ月の間に多くの患者が痛みの軽減を実感しています。特に、長年にわたり慢性痛に悩まされてきた方でも、数回の治療で大幅な症状改善が見込めます。痛みの原因となる異常血管を遮断することで、神経が過敏に反応するのを防ぎ、痛みの根本から緩和を目指します。

炎症の抑制

モヤモヤ血管は、炎症を助長し、組織の修復を遅らせる原因となります。カテーテル治療によりこれらの異常血管を除去することで、炎症の進行を抑え、

関節や腱の機能改善につながります。これにより、痛みによる可動域の制限が緩和され、日常生活の動作がスムーズになります。

リハビリとの併用で相乗効果

痛みのカテーテル治療の後に適切なリハビリ(コンディショニング)を行うことで、さらに高い治療効果を得ることができます。痛みの軽減により、筋肉や関節を動かしやすくなるため、リハビリがスムーズに進み、根本的な機能回復が期待できます。特に、変形性関節症やスポーツ障害の患者にとって、リハビリとの組み合わせが重要です。

再発リスクの低減

異常血管を閉塞することで、慢性的な痛みの再発リスクを軽減することが可能です。ただし、一部の患者では時間の経過とともに新たな異常血管が形成されることがあります。そのため、治療後も適切な運動習慣や姿勢の維持を心がけることで、再発を防ぐことが重要です。

副作用・リスク

痛みのカテーテル治療は安全性が高いとされていますが、以下のリスクが考えられます。

 

一時的な痛みや腫れ

治療後、一時的に痛みが増すことがありますが、多くの場合、数日で軽減します。

軽度の出血や内出血

カテーテルを挿入する部位に軽度の出血や内出血が見られることがありますが、通常は数日〜数週間で吸収され改善します。

アレルギー反応

ごく稀に、使用する薬剤に対するアレルギー反応が出ることがあります。事前にアレルギーの既往がある方は、医師にご相談ください。

効果に個人差がある

すべての患者に同じ効果が得られるわけではなく、症状の程度や体質によって結果が異なる場合があります。効果が現れるまでの期間も個人差があるため、医師と相談しながら経過を観察することが重要です。

再発の可能性

炎症を外から減らすステロイド注射を追加したり2回目のカテーテル治療が必要になることもあります。再発しにくい身体作りについても指導させていただきます。

まれな合併症の可能性

極めてまれに、血管の損傷や血栓の形成が発生することがあります。こうしたリスクを最小限に抑えるため、治療は豊富な経験がある専門の医師が慎重に行います。

料金

1部位 2部位
肩・首の痛み
肩関節周囲炎、石灰沈着性腱板炎、肩こり、頸部痛など
308,000円 385,000円
膝の痛み
変形性膝関節症、ジャンパー膝、人工膝関節置換術後、膝蓋下脂肪体炎など
308,000円 385,000円
肘・手首の痛み
テニス肘、ゴルフ肘、TFCC損傷、CM関節症、関節リウマチなど
286,000円 363,000円
足の痛み
アキレス腱炎、有痛性外脛骨、足底腱膜炎など
308,000円 385,000円
腰・股関節・お尻の痛み(返金保証対象外)
変形性股関節症、腰痛、ハムストリング付着部炎など
363,000円 440,000円
その他の痛み
肋軟骨炎、帯状疱疹後神経痛、術後の痛み、間質性膀胱炎、慢性前立腺炎、痛風など
308,000円 385,000円

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME