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頸部痛

頸部痛とは

頸部痛(首の痛み)は、首周辺の筋肉、関節、神経に負担がかかることで発生する痛みや違和感の総称です。デスクワークやスマートフォンの長時間使用、姿勢の悪さ、ストレスなどが原因となることが多く、慢性的な痛みとして悩む人も少なくありません。

急性の頸部痛は数日から数週間で自然に改善することが多いですが、慢性的な場合には適切な治療を行わないと悪化し、肩こりや頭痛、腕のしびれなどの症状を引き起こすことがあります。

主な症状

首のこりや痛み

動かすと痛みが増すことがある。

寝違えのような急性の痛みや、長時間続く慢性の痛みがある。

肩や背中の張りや痛み

頸部の筋肉が緊張することで、肩や背中にも影響を及ぼす。

頭痛やめまい

首の筋肉が硬くなることで血流が悪化し、緊張性頭痛が発生することがある。

腕や手のしびれ

神経が圧迫されることで、腕や手にしびれが生じることがある。

可動域の制限

首を左右に回したり、上下に動かしたりする動作が制限されることがある。

主な原因

姿勢の悪さ(猫背・ストレートネック)

長時間のスマートフォンやパソコンの使用による前傾姿勢が、首への負担を増加させる。

筋肉の緊張や疲労

長時間のデスクワークやストレスにより、首の筋肉が緊張しやすくなる。

頸椎の変性(加齢による影響)

頸椎椎間板の劣化や骨の変形が、神経を圧迫して痛みを引き起こすことがある。

神経の圧迫(頸椎症・ヘルニア)

椎間板ヘルニアや骨の変形により、神経が圧迫されて痛みやしびれが生じる。

ストレスや精神的要因

ストレスが原因で自律神経が乱れ、筋肉の緊張が続きやすくなる。

一般的な治療法

薬物療法(鎮痛剤・筋弛緩剤)

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を使用して炎症や痛みを抑える。

筋肉の緊張が強い場合、筋弛緩剤を処方されることもある。

理学療法(ストレッチ・リハビリ)

筋肉の柔軟性を向上させるためのストレッチやリハビリテーションを実施。

神経ブロック注射

痛みの強い場合、神経周囲に局所麻酔を注射し、痛みを和らげる。

温熱療法・電気治療

血流を改善するために温熱パッドや電気刺激療法を使用する。

手術(重度の頸椎疾患)

頸椎ヘルニアや脊柱管狭窄症が重度の場合、手術が必要になることもある。

自分でできる対処法

正しい姿勢を意識する

画面を見る際は目線の高さを調整し、首に負担をかけないようにする。

適度なストレッチと運動

首や肩のストレッチを日常的に行い、筋肉の緊張を和らげる。

温める・冷やす

急性の痛みにはアイシング、慢性の痛みには温熱療法が有効。

枕や寝具の調整

高すぎる枕は首への負担を増やすため、適切な高さの枕を使用する。

リラクゼーションやストレス管理

瞑想や深呼吸を取り入れ、精神的なストレスを軽減する。

血管内治療(カテーテル治療)

頸部痛の慢性化には、異常な新生血管(モヤモヤ血管)が関与しているケースがあり、これが痛みを持続させる原因となっている可能性があります。血管内治療(カテーテル治療)は、これらの異常血管を閉塞することで痛みを軽減する最新の治療法です。

血管内治療の効果

  • 炎症の抑制:異常血管を遮断することで、炎症が収まり痛みが軽減する。
  • 神経の過敏性を抑える:痛みを伝達する神経との相互作用を遮断し、慢性的な痛みを和らげる。
  • 血流の正常化:血流が適正に保たれることで、筋肉や神経の負担を軽減する。
  • 長期的な改善が期待できる:根本的な原因にアプローチすることで、持続的な症状の改善が可能。

特徴

  • 低侵襲:カテーテルを使用するため、体への負担が少ない。
  • 即日退院可能:治療後すぐに日常生活に戻れる。
  • ピンポイントで治療:異常血管を特定し、局所的に治療を行う。
  • 再発防止効果が期待できる:炎症を抑えることで、痛みの再発を予防。

血管内治療は、従来の治療法で改善が見られなかった慢性的な頸部痛の患者にとって、新たな選択肢となる治療法です。

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