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1年以上の右肩痛と右指の痺れに カテーテル治療が奏功した例

[2025.12.22]

2年前から続く右肩痛と指先の痺れに、カテーテル治療(モヤモヤ血管に対する運動器カテーテル治療)を行い、2ヶ月で痛み・痺れが消失し可動域も正常化した症例をご紹介します。

  • 部位:右肩
  • 罹病期間:約2年
  • 治療:カテーテル治療
  • 経過:2ヶ月で卒業

どんな症状だったか(病歴)

  • 2年前から右肩の痛みが出現
  • 1年前の転倒で左肋骨を骨折。右側を下にして寝ることが増え、右肩の症状が悪化
  • 夜間痛がひどく、寝返りのたびに目が覚める
  • 2ヶ月前からは日中に指先の痺れも出現
  • 頸椎MRIでは異常なし(首が原因ではなかった)
ポイント:夜も眠れないほどの「夜間痛」は、肩の中に炎症とモヤモヤ血管(異常な新生血管)が潜んでいるサインのひとつです。

診察でわかったこと

  • 肩の可動域は水平方向に70°まで(正常は180°)
  • 肩に圧痛があり、エコーでモヤモヤ血管を確認
  • 腱板(けんばん)はエコーで見える範囲では損傷なし
  • 指先(橈骨神経の領域)の痺れは、右肩の痛みが強いときに悪化

治療方針と施術内容

肩の中で続いている異常な炎症を減らすため、カテーテル治療を提案しました。

カテーテルを用いて右肩の胸肩峰動脈前上腕回旋動脈を造影し、炎症血管(モヤモヤ血管)を確認したうえで、一時的塞栓物質を投与しました。

治療前
治療直後

治療前に見えていたモヤモヤとした異常血管が、治療直後には減少しています

治療後の経過

  1. 2週間後
    • 夜間痛が改善し、熟睡できるようになった
    • 右肩の痛みは5割減
    • 可動域:前方150°→170°、水平70°→110°に改善
    • 両肩・首の凝りが気にならなくなった
    • 右手1〜3指の痺れは治療当日から改善
    追加治療:右肩に少量のステロイド注射
  2. 1ヶ月後
    • 夜間痛が消失
    • 痺れは毎日→週1回に減少
    追加治療:右肩に少量のステロイド注射
  3. 2ヶ月後
    • 痛み・痺れなし
    • 可動域は正常に回復(水平挙上180°、内旋L2)
    • 圧痛も消失
    方針:有事再診とし、外来はいったん卒業

可動域(水平方向)の変化

治療前

70°(正常の4割以下)

2週間後

110°

2ヶ月後

180°(正常)

まとめ

患者さんは治療効果に大変満足され、日常生活が改善したことを実感して喜ばれていました。

長引く右肩痛にカテーテル治療を行い、痛みと指先の痺れが改善した1例をご紹介しました。

もし長引く痛みでお困りの方がいらっしゃったら、それは炎症新生血管(モヤモヤ血管)のせいかもしれません。お気軽にご相談ください。

この治療について(費用・リスク)

【治療内容】経動脈的微細血管塞栓術(カテーテル治療)。炎症により増えた新生血管(モヤモヤ血管)に一時的塞栓物質を投与し、異常な炎症を鎮める自由診療です。

【費用】286,000円〜440,000円(税込・部位や片側/両側により異なります)

【リスク・副作用】穿刺部の内出血・皮下血腫、一時的な痛みの増強、皮膚の色調変化などが起こることがあります。効果には個人差があり、本症例は治療結果の一例です。


九州ペインケアネットワーク
Kyushu PainCare Network

福岡ペインケアクリニックと、ながさきハートクリニックは、
モヤモヤ血管治療が受けられるクリニックで、同水準の治療とサポート体制を提供しています。

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