痛風による足の痛みが、カテーテル治療で劇的に改善
10年以上続く痛風による足の痛み
患者様は、10年以上前から痛風を発症されていました。
足の甲や、足の親指の付け根に痛みを繰り返し、過去には尿酸値が高いことも指摘されていました。
現在は痛風の内服治療をしっかり継続され、尿酸値は正常範囲内にコントロールされていました。
しかし、それでも足の痛みは完全には落ち着かず、赤み・腫れ・熱感を伴う痛みが続いていました。
ステロイド注射や痛み止めでも改善は一時的
これまでにステロイド注射を受けたこともありましたが、症状の改善は一時的で、しばらくすると再び痛みがぶり返していました。
痛み止めも内服されていましたが、副作用が強く、長く続けることに不安がありました。
仕事では歩くことが多く、足の痛みのために業務にも支障が出ていたため、早期の改善を希望され、当院を受診されました。
エコーで炎症血流の増加を確認
診察時、痛みのある部分には赤みと腫れ、熱感がありました。
超音波検査では、痛みのある部位に一致して炎症所見があり、ドプラーエコーで血流の増加を認めました。
これは、炎症が長引くことでできる異常な血管、いわゆるモヤモヤ血管が関係している状態と考えられました。
痛風そのものは尿酸値が正常に管理されていても、発作を繰り返した部位に炎症血管が残ることで、痛みが長引くことがあります。
カテーテル治療を実施
痛みの原因としてモヤモヤ血管の関与が疑われたため、カテーテル治療を行いました。
カテーテル治療では、細いカテーテルを血管内に進め、痛みの原因となる異常な炎症血管に対して治療を行います。
局所麻酔で行う日帰り治療で、体への負担を抑えながら、痛みの原因にアプローチします。
モヤモヤ血管(左)、治療後モヤモヤ消失(右)
治療後1週間ほどで痛みが軽減
治療後、1週間ほどで痛みは徐々に軽減していきました。
1か月後の外来では、痛みは0となり、
「日常生活がとても楽になった」
「片足でも立てるようになった」
「もっと早く治療を受けていればよかった」
とお話しされていました。
フォローの超音波検査でも、治療前に見られていた血流の増加は低下しており、押しても痛みはありませんでした。
その後も痛みのぶり返しなく経過されています。
まとめ
今回の症例のように、痛風の内服治療で尿酸値が正常に保たれていても、過去に痛風発作を繰り返した部位に炎症血管が残り、痛みが続くことがあります。
足の痛みが長引く場合、モヤモヤ血管が関係している可能性があります。
ステロイド注射や痛み止めで一時的にしか改善しない痛みでお困りの方は、一度ご相談ください。
※治療効果には個人差があります。
※カテーテル治療には、一時的な痛み・腫れ、内出血、アレルギー反応、再発や追加治療の可能性、まれな血管損傷・血栓形成などのリスクがあります。
九州ペインケアネットワーク
Kyushu PainCare Network
福岡ペインケアクリニックと、ながさきハートクリニックは、 モヤモヤ血管治療が受けられるクリニックで、同水準の治療とサポート体制を提供しています。


