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片頭痛

片頭痛
ズキズキ・吐き気・光過敏・薬が効かなくなってきた頭痛

光がまぶしく、音が頭に刺さる。吐き気で横になるしかない——そんな頭痛を毎月繰り返していませんか。「MRIで異常なしと言われた」「トリプタンが効かなくなった」というお悩みも多くいただきます。

痛みの根っこには頭皮を走る血管の慢性的な炎症・モヤモヤ血管があります。当院では、浅側頭動脈(こめかみの血管)へ直接アプローチする「動注治療」、難治例には「カテーテル治療」を提供しています。

📌 この記事のポイント
  • 慢性化するほど自然には治りにくくなる:発作を繰り返すたびに脳の痛みセンサーが過敏になり、より軽い刺激で発作が起きる悪循環に入ります。
  • 「MRI異常なし」は治療不要の意味ではない:MRIは脳の構造異常を映すもの。片頭痛の痛みの原因(血管炎症・神経過敏)はMRIには映りません。
  • 薬物乱用頭痛に要注意:月10日以上の鎮痛薬服用で脳が「薬待ち状態」になり、薬が効かなくなります。
  • 当院の動注治療は浅側頭動脈に直接アプローチ:異常血管の炎症を鎮める。局所麻酔・日帰り・数分で完結。
  • 難治性・慢性片頭痛にはカテーテル治療も選択可能:頭頸部血管への血管内アプローチ。福岡・長崎どちらでも対応。

① 片頭痛とは

片頭痛とは、頭皮・脳周囲の血管が異常に拡張し、三叉神経が刺激されることでこめかみ付近がズキズキと脈打つように痛む反復性の頭痛疾患です。吐き気・光過敏・音過敏を伴い、発作は4〜72時間持続します。日本では約840万人が罹患しており、20〜40代の女性に特に多く見られます。

頭皮血管で何が起きているのか

片頭痛の発作が繰り返されると、こめかみを走る浅側頭動脈(STA)周囲に慢性的な炎症が起こります。すると正常より細く脆い異常新生血管(モヤモヤ血管)が増殖し、隣り合う神経を刺激し続けます。

口から飲む薬が効かなくなるのは、この「モヤモヤ血管という痛みの発信基地」に届きにくいからです。血管の内側から直接アプローチするのが当院の考え方です。

🔬 片頭痛が慢性化するメカニズム
 
 
🧠
① 誘因(トリガー)
ストレス・ホルモン変動・低気圧・睡眠の乱れ
 
🩸
② 血管拡張・CGRP放出
三叉神経が刺激され、浅側頭動脈などが拡張。炎症物質(CGRP)が周囲に広がる
 
🔁
③ 発作の繰り返し→慢性炎症
炎症が定着し、血管周囲にモヤモヤ血管が増殖し始める
 
📡
④ モヤモヤ血管が「痛みの発信基地」に
神経線維と絡み合い、わずかな刺激でも痛みの信号を送り続ける
 
💊
⑤ 薬が効かなくなる/慢性片頭痛へ移行
脳が痛みを「学習」し、薬物乱用頭痛や慢性片頭痛へと進行する
💡 血管の内側からアプローチするという新しい考え方

当院では、この「モヤモヤ血管」をターゲットに、血管内から直接薬剤を届ける動注治療・カテーテル治療を行っています。筋肉を外側からほぐすだけでなく、痛みの発生源そのものを減らすアプローチです。

② 症状・セルフチェック

片頭痛の痛みは「ズキンズキン」という拍動性が典型ですが、それだけではありません。脳全体が過敏になるため、光・音・においといった普段は気にならない刺激が発作中は耐えがたい苦痛に変わります。

🔴 拍動性の頭痛

こめかみ・目の奥が心臓の拍動に合わせてズキズキ痛む。階段を上るだけで悪化する。

🤢 吐き気・嘔吐

頭痛と同時にムカムカ。食事もとれず、実際に吐く方も。「胃が弱い」と誤解されるケースも。

💡 光・音・においへの過敏

蛍光灯がまぶしくて目を開けられない、電話の着信音すら痛い、料理のにおいで気分が悪くなる。

🌩 前兆(閃輝暗点)

痛みの前にギザギザした光が視野に広がる。20〜30分で消え、その後頭痛が始まる。約3割に見られる。

🌧 天気・気圧で悪化

台風前日・雨の日・梅雨時期に決まって頭痛が来る。内耳の気圧センサーが誘引する「天気痛」。

🛌 寝込んでしまう

発作は4〜72時間続き、動けなくなる。仕事・育児・家事が完全にストップしてしまう。

📋 セルフチェックリスト
3個以上該当したら受診をご検討ください
  • こめかみや目の奥が心拍に合わせてズキンズキンと痛む
  • 頭痛のときに吐き気がしたり、実際に吐いたりする
  • 光や音がいつもより気になり、暗い静かな場所に逃げ込みたくなる
  • 普通に歩いたり階段を上るだけで痛みがひどくなる
  • 痛みの前に目の前にチカチカした光が見えることがある
  • 月に1〜4回以上、頭痛で仕事や家事を休んでいる
  • 市販の痛み止めやトリプタンを月に10日以上飲んでいる
  • 生理前後や低気圧の日に決まって頭痛がくる
  • 首・肩のこりがひどくなると頭痛も悪化する
  • 週末や連休明けに頭痛が起きやすい
  • 家族(親・兄弟)に同じような頭痛持ちがいる
⚠️ 下記の症状がある場合は、すぐに救急外来を受診してください
  • これまでに経験したことのない突然の激しい頭痛(くも膜下出血の可能性)
  • 手足の麻痺・ろれつが回らない・高熱を伴う頭痛(脳卒中・髄膜炎の可能性)
  • 50歳以降に初めて起きた激しい頭痛
  • 日に日に悪化する頭痛、または頭痛で意識が遠のく感覚がある

これらに当てはまる場合は、当院よりも先に救急病院を受診してください。

③ なぜ起こるのか(原因)

片頭痛の発症には「三叉神経血管説」が有力で、三叉神経・脳血管・CGRP(炎症物質)の3つが絡み合っています。遺伝的な体質に加え、さまざまな誘因(トリガー)が重なったとき発作が引き起こされます。

ホルモン変動
生理前・排卵期・更年期、経口避妊薬
エストロゲンの急激な低下が三叉神経を過敏にする
ストレス
緊張の解放(週末頭痛)、精神的疲労
副交感神経優位になると血管が拡張しやすくなる
睡眠の乱れ
睡眠不足・寝すぎ、昼夜逆転
睡眠リズムの乱れがセロトニン分泌を不安定にする
気圧・気象変化
低気圧・台風・梅雨・季節の変わり目
内耳の気圧センサーが刺激され神経を興奮させる
食事・嗜好品
アルコール(赤ワイン)、チーズ、チョコレート、空腹
血管拡張物質(チラミン等)が誘因になる
デジタル疲労
長時間のスマホ・PC使用、ブルーライト
眼精疲労と首肩こりが後頭神経を圧迫・刺激する
炎症部位に増殖したモヤモヤ血管(異常新生血管)の例

④ 放置するとどうなる?

片頭痛は放置するほど脳が痛みに対して過敏になり、より軽い刺激でも発作が起きるようになります。「最近ひどくなった」という感覚は、脳の変化が起きているサインです。

 
 
発作性(月4日以下)
月数回の発作。間欠期は問題なし
✅ 急性期薬でコントロール可能。この段階での対処が最も効果的
 
高頻度発作(月5〜14日)
週1〜2回以上。仕事・育児に支障が出始める
⚠️ 予防薬の導入を検討。薬物乱用頭痛への移行に注意
 
慢性片頭痛(月15日以上)
ほぼ毎日頭痛があり、脳が痛みを「学習」し始める
🔴 対症療法では改善しにくくなる。CGRP抗体薬・動注・カテーテル治療の適応を検討
 
薬物乱用頭痛
毎朝起きると頭が痛い。飲めば楽になるが翌日また痛む
🚨 脳の痛みセンサーが「薬待ち状態」に固定。血管治療で薬なしに症状を鎮めるアプローチも有効
⚠️ 市販薬・トリプタンの飲みすぎに注意

鎮痛薬を月10日以上(トリプタンは月9日以上)飲み続けると、脳の痛みセンサーが「薬を飲まないと頭痛が出る」状態になります。日本では片頭痛患者の約20〜30%がこの状態に移行していると推定されています。

⑤ 検査

命に関わる二次性頭痛(脳出血・腫瘍など)を除外してから、症状の問診・特徴で診断します。

問診・頭痛日記 基本評価
発作の頻度・強さ・持続時間・誘因・服薬状況を確認
ICHD-3基準で診断。片頭痛診断の中心となる評価
MRI / MRA 二次性頭痛の除外
脳腫瘍・出血・動脈瘤などの構造的異常を確認
片頭痛自体はMRIに映らない。「異常なし」は正常を意味しない
神経学的診察 緊急サインの確認
麻痺・感覚障害・反射異常など脳病変を示すサインの有無
緊急を要する症状の鑑別に必須
💡 「MRI異常なし」なのになぜ痛いのか

MRIが映すのは「脳の構造的な異常」です。片頭痛の痛みは、脳の機能的な過敏・血管の炎症・神経の興奮という「状態の問題」で起きるため、MRIには映りません。

⑥ 似た疾患との見分け方

「頭痛=片頭痛」とは限りません。治療方針が大きく変わるため、正確な診断が最初の一歩です。

緊張型頭痛
頭全体が締め付けられる重い痛み。拍動性はなく、動いても悪化しない。吐き気も伴わないことが多い。最も頻度の高い頭痛。
群発頭痛
片方の目の奥にえぐられるような激痛。涙・鼻水・目の充血を伴う。一定期間(群発期)、毎日同じ時間に起こる。男性に多い。
薬物乱用頭痛
鎮痛薬の使いすぎで起こる。朝から頭痛があり、薬を飲めば一時的に楽になるが翌日また痛む。片頭痛に合併することが多い。
後頭神経痛
後頭部から頭頂部にかけてズキンと走る鋭い痛み。後頭神経が圧迫・刺激されて起こる。首こりと関連が深い。
頸原性頭痛
首の関節や筋肉の問題から起こる頭痛。首を動かすと悪化し、後頭部から頭頂部に広がる。デスクワーカーに多い。
くも膜下出血
「人生最大の頭痛」が突然起こる。ハンマーで殴られたような痛み。吐き気・意識障害を伴う場合も。すぐに救急受診が必要です。

⑦ 治療法

片頭痛の治療は、発作を抑える「急性期治療」と頻度を減らす「予防療法」の2本柱が基本です。これらで不十分な難治性の場合、当院では血管に直接アプローチする動注・カテーテル治療を提供しています。

STANDARD TREATMENT
保存療法(標準治療)
まず試みるべき内服・生活習慣の改善アプローチ
🌙
生活習慣改善
規則的な睡眠・食事・ストレス管理・誘因となる食品の回避
全患者に推奨する基本。誘因(トリガー)を頭痛日記で把握することが重要
💊
急性期薬(トリプタン・NSAIDs)
発作時に服用。トリプタンは血管収縮・三叉神経鎮静で最も効果的
月9日以上の使用で薬物乱用頭痛のリスク。発作初期の早めの服用が鍵
🛡️
予防薬(内服:カルシウム拮抗薬・β遮断薬)
発作頻度が月4日以上の場合に検討。効果発現まで2〜3ヶ月かかる
眠気・体重増加などの副作用に注意。毎日服用が必要
💉
CGRP関連抗体薬(注射)
月1回の皮下注射で50%以上の発作減少が期待できる最新の予防薬
自費(月5〜7万円)または一部保険適用。効果は個人差あり
💆
ボトックス注射
頭部筋肉への注射で慢性片頭痛の頻度を減らす
3ヶ月毎の繰り返しが必要。片頭痛のメカニズム全体には届かない

なぜ保存療法だけでは治らない場合があるのか

口から飲む薬は血液に乗って全身を巡った後、頭皮の血管に届きます。すでに炎症を起こしモヤモヤ血管が増殖した浅側頭動脈の周囲には薬が届きにくい状態になっています。「毎月繰り返すのに根本が改善しない」のは、血管・神経レベルの問題が残っているためです。

OUR TREATMENT
当院の専門治療
保存療法で改善しない慢性・難治性片頭痛へのアプローチ

当院の治療は、痛みの根源であるモヤモヤ血管に直接働きかけます。症状の強さ・罹患期間に応じて最適な方法を選択します。

日帰り・外来

動注治療
(動脈注射療法)

方法 こめかみの浅側頭動脈(STA)に薬剤(一時的塞栓物質)を投与
所要時間 約3分(処置)。当日帰宅可能
回数の目安 1〜3回(月1回ペースで調整)
麻酔・入院 局所麻酔のみ/日帰り
適応 薬が効かない・減らしたい方。低侵襲な処置を試したい方
精密・根治的アプローチ

カテーテル治療
(経動脈的微細血管塞栓術)

方法 手首または鼠径部から極細のカテーテルを挿入し、頭頸部血管を画像で確認しながら薬剤(一時的塞栓物質)を投与
所要時間 約40〜60分。当日帰宅可能
回数の目安 基本1回
麻酔・入院 局所麻酔のみ/日帰り
適応 慢性片頭痛・動注で不十分・広範囲に血管異常がある難治例
📍 福岡・長崎どちらでも受けられます

動注治療・カテーテル治療ともに、福岡ペインケアクリニック(福岡市博多区中洲)ながさきハートクリニック(長崎市)の両院で対応しています。

動注治療の処置風景。極細針で浅側頭動脈へアプローチ
福岡クリニックのカテーテル治療室
▶ 動画で見る:頭痛に対する動注治療
治療の向かないケース
  • 二次性頭痛が除外されていない場合(脳腫瘍・脳出血など)
  • 突然の激しい頭痛・意識障害・麻痺など(→すぐに救急へ)
  • 造影剤アレルギーがある場合(カテーテル治療)
  • 腎機能が著しく低下している場合、妊娠中の方
AFTER TREATMENT
治療後の経過とリスク
治療直後から改善までの流れと、起こりうる一時的な反応
 
 
治療直後〜1週間
注入部位に軽い熱感・違和感が出ることがあります(治療反応)
内出血が出ても1〜2週間で自然消失します。翌日から通常生活が可能な方が多いです
 
1〜3ヶ月後
「頭痛で寝込む日が減った」「市販薬を飲む回数が半分以下になった」「朝の頭重感が軽くなった」といった変化が現れます
✅ モヤモヤ血管が減るにしたがい、じわじわと改善していきます
 
3ヶ月以降
頭痛の頻度が安定した状態で、睡眠・食事・ストレス管理の見直しを取り入れ、再発しにくい状態をつくります
💡 治療効果の持続には生活習慣の改善が欠かせません
 
治療効果の個人差
罹患期間・重症度・薬物乱用頭痛の有無によって効果の出方は異なります
「1回で大幅に改善する方」から「複数回の動注で徐々に落ち着く方」まで様々です
EVIDENCE
エビデンス
国内の先行施設からの報告
📊 動注・血管内アプローチの参考データ
浅側頭動脈(STA)への動注療法に関しては、国内の先行施設から、治療当日から頭痛・光過敏・音過敏などの症状が改善したとする報告や、CGRP関連抗体薬との併用により月15〜20回あった発作が月2回程度まで減少した症例報告があります。また、慢性疼痛領域における同薬剤の使用実績(約1万5000例)において重篤な副作用は報告されていないとされています。
※上記はいずれも報告レベルの情報であり、効果には個人差があります。すべての方に同様の効果を保証するものではありません。
TREATMENT FLOW
治療選択フロー
症状・服薬状況に応じた治療方針の決定まで
STEP 1:問診・神経学的診察・症状の評価
頭痛の頻度・強さ・服薬状況・罹患期間をもとに、動注治療とカテーテル治療のどちらが適切かを提案します
軽〜中等症・初回・低侵襲を希望
動注治療
浅側頭動脈への直接注入
数分・日帰り
片側30,800円〜
難治性・慢性・動注で不十分
カテーテル治療
頭頸部血管への血管内アプローチ
1〜2時間・日帰り
片側308,000円〜
※まず動注から試して、効果を確認してからカテーテル治療へステップアップも可能です
PRICE
料金(自費診療)
福岡ペインケアクリニック・ながさきハートクリニック両院共通
動注治療
片側
30,800
両側
41,800
カテーテル治療
片側
308,000
両側
385,000
💡 保険・医療費控除について

痛みの血管内治療は全て自由診療(保険適用外)です。ただし、確定申告における医療費控除の対象となる場合がありますので、領収書は大切に保管してください。なお、カテーテル治療は日帰り手術として民間生命保険の給付対象となることがあります。ご加入の保険会社にご確認ください。

⑧ 一般頭痛外来との違い

一般の頭痛外来・神経内科は内服薬による管理が中心です。当院はそこに「血管へのアプローチ」という選択肢を加えています。

 
一般頭痛外来・神経内科
当院
診断ツール
問診・MRI・CT
問診・MRIに加え血管内治療の専門的評価
治療の選択肢
内服薬・CGRP抗体薬・ボトックス
動注・カテーテル治療
薬物乱用頭痛
断薬指導・薬の切り替え
血管内治療で内服なしに炎症を鎮めるアプローチが可
モヤモヤ血管
対応なし
モヤモヤ血管に直接アプローチ
入院・手術
なし
なし(全て日帰り・局所麻酔)
💜 当院が最も力になれる方
  • トリプタン・予防薬を試したが効果が不十分だった
  • 市販薬の量が増え、薬物乱用頭痛が心配な方
  • 月10日以上頭痛があるが、MRI異常なしと言われた
  • 首肩こりと頭痛が同時に悪化するパターンがある
  • 注射・手術への不安があり、まず低侵襲な処置から試したい
FIRST STEP
まず、LINEで相談してみませんか?

「自分は治療の対象なのか」「薬を減らせるのか」——症状をお聞かせいただくだけでも、次の一手が変わります。まずはLINEでお気軽にご相談ください。

LINE相談無料。治療の強制はありません。「まだ迷っている」という段階でも大歓迎です。

⑨ よくあるご質問(FAQ)

患者様からよくいただくご質問をまとめました。

MRIで異常なしと言われたのに、なぜこんなに頭が痛いのですか?
MRIは脳の「構造的な異常」(腫瘍・出血・梗塞など)を映し出す検査です。片頭痛の痛みは、脳・神経の機能的な過敏と、頭皮を走る浅側頭動脈などの血管の炎症・拡張が原因であるため、MRIにはほとんど映りません。「MRI異常なし=気のせい・治療不要」ではなく、「MRIが見ている場所と、痛みの原因の場所が違う」のです。
市販薬やトリプタンが効かなくなってきました。どうすればいいですか?
月に10日以上(トリプタンは月9日以上)痛み止めを飲み続けている場合、「薬物乱用頭痛」を起こしている可能性があります。脳の痛みセンサーが「薬待ち状態」になっており、内服薬の効果が得られにくくなります。当院では薬に頼らずSTAへ直接アプローチする動注治療で、離脱をサポートすることも可能です。
動注治療とカテーテル治療はどう違うのですか?
動注治療はこめかみの浅側頭動脈に極細針で直接薬剤(一時的塞栓物質)を投与する処置です。約3分で完結し、日帰りで行います。カテーテル治療は手首または鼠径部から極細のカテーテルを入れ、頭頸部の血管全体を画像で確認しながら薬剤(一時的塞栓物質)を投与する、より広範囲・根本的な治療(約40〜60分・日帰り)です。症状の程度によって、どちらが適しているかを提案します。
「モヤモヤ血管」とは何ですか?
慢性的な炎症が続く部位に増殖する、正常より細く脆い異常新生血管のことです。過剰に増えると神経と密接に接して、わずかな刺激でも痛みの信号を送り続けます。片頭痛では浅側頭動脈周囲に蓄積しやすく、「繰り返す」「薬が効きにくい」「慢性化する」の一因です。
片頭痛と首こり・肩こりは関係ありますか?
関係があります。後頭部・首の筋肉の緊張は大後頭神経・小後頭神経を圧迫して頭痛を悪化させます。また首の血行不良が頭頸部の血流異常につながり、片頭痛を誘発・慢性化させる一因になります。「首が凝ってくると頭痛が来る」というパターンがある方は、ぜひご相談ください。
天気・気圧の変化で頭痛が起きるのはなぜですか?
低気圧が近づくと外から体を押さえる圧力が弱まり、血管が拡張しやすくなります。特に頭皮表面の動脈は気圧の変化に反応して拡張しやすい一方、脳内の動脈は気圧の影響をほとんど受けないため、頭皮血管の拡張が天気による頭痛の一因と考えられています。すでにモヤモヤ血管が過敏な状態にある方は、わずかな気圧変化でも発作が起きやすくなります。
生理前に頭痛がひどくなります。関係ありますか?
深く関係しています。生理前はエストロゲンが急激に低下するため、三叉神経が過敏になり血管が拡張しやすくなります。これが「月経関連片頭痛」です。20〜40代女性に片頭痛が多いのはこのためで、更年期に入ると症状が変化する方も多くいます。
お風呂に入ると頭痛は楽になりますか?
逆効果になることが多いです。片頭痛は血管が拡張すると悪化するため、発作中の入浴・運動・飲酒は痛みを増強させやすくなります。緊張型頭痛(温めると楽になる)とは逆の性質を持つのが特徴です。
発作が起きたとき、自分でできる対処法はありますか?
暗く静かな場所で安静にし、痛むこめかみを冷やすのが効果的です。冷却で拡張した血管が収縮し、痛みが和らぎます。急性期薬がある方は、発作の早い段階で服用するほど効きやすくなります。
治療は何回必要ですか?
動注治療は1〜3回が目安です。1回で大幅に改善する方もいれば、月1回のペースで2〜3回繰り返すことで安定する方もいます。カテーテル治療は通常基本1回です。まず1回試して効果を確認してから、次のステップを相談します。
治療費・保険はどうなりますか?
動注治療・カテーテル治療はいずれも自費診療です。動注治療は片側30,800円・両側41,800円、カテーテル治療は308,000円〜(両側385,000円〜)となります。確定申告時に医療費控除の対象となります(年間医療費10万円超の場合)。
福岡・長崎どちらでも受診できますか?
はい。福岡ペインケアクリニック(福岡市博多区中洲)とながさきハートクリニック(長崎市)の両院で、動注治療・カテーテル治療ともに対応しています。まずはLINEでご相談ください。
造影剤アレルギーがあります。カテーテル治療は受けられますか?
カテーテル治療は造影剤を使用します。過去に造影剤でアレルギー反応が出たことがある方は、必ず事前にお申し出ください。アレルギーの程度によっては前投薬での対応や、造影剤不使用の動注治療への切り替えを検討します。
治療後、いつから仕事に戻れますか?
動注治療は処置後30〜60分の安静で、多くの方が翌日から通常生活が可能です。カテーテル治療は処置後2〜3時間の安静が必要ですが、翌日から仕事に戻れるケースがほとんどです。当日の激しい運動・入浴は避けていただきます。
注射は痛いですか?怖いのですが。
動注治療は採血より細い針を使用するため、チクッとする程度の痛みで済む方がほとんどです。「注射が怖い」という方は事前にスタッフへお伝えください。丁寧に説明しながら進めます。
片頭痛は完治しますか?
「完治」という言葉は難しいですが、発作の頻度・強さを大幅に減らし、日常生活に支障がない状態にすることを目標にしています。「月20日あった頭痛が月4日になった」「寝込まなくなった」という経過の方も多くいます。生活習慣の改善を並行することで再発予防効果が高まります。すべての方に同じ効果を保証するものではありませんが、まずご相談ください。

⑩ まとめ

  • 片頭痛は脳血管・三叉神経の機能的な問題:MRI正常でも血管・神経レベルの痛みの原因はある
  • 慢性化するほど自然治癒しにくくなる:発作を繰り返すたびに脳が過敏になる悪循環に注意
  • 月10日以上の鎮痛薬使用は要注意:薬物乱用頭痛への移行を防ぐために早めの相談を
  • 当院の動注治療は浅側頭動脈に直接アプローチ:炎症・モヤモヤ血管を直接鎮める。局所麻酔・日帰り・数分で完結
  • 難治性・慢性片頭痛にはカテーテル治療が選択肢:頭頸部血管への血管内アプローチ。1回の処置で根本を狙う
  • 首肩こり・生理・天気との関連も含め総合評価:症状・服薬状況を丁寧に確認し、治療方針をご説明
  • 福岡・長崎どちらでも対応:LINEで無料相談からスタートできます
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ここまで読んでくださった皆さまへ

毎月繰り返す頭痛で仕事や育児を休まざるを得ない。薬を飲んでも根本が変わらない——そのサイクルから抜け出すために、動注治療・カテーテル治療は日帰り・ステロイド不使用で、モヤモヤ血管の発生源に直接アプローチします。

翌日から仕事復帰可能。まずはLINEでご相談ください。

LINE相談無料。診察後に治療方針をご説明します。
監修医師
坂井 伸彰(さかい のぶあき)
福岡ペインケアクリニック 院長 / ながさきハートクリニック 痛みの血管内治療外来
日本専門医機構認定内科専門医 / 日本医師会認定スポーツ健康医
循環器内科医としての血管治療技術を応用した「痛みの血管内治療」を専門とし、2,500例以上の血管内治療を経験。片頭痛を含む難治性疼痛に対して地元九州で動注治療・カテーテル治療を行っている。
REFERENCES
  1. 日本頭痛学会・日本神経学会 監修「頭痛の診療ガイドライン 2021」
  2. 国際頭痛学会 制定「国際頭痛分類 第3版(ICHD-3)」2018年
  3. Goadsby PJ, et al. Pathophysiology of Migraine: A Disorder of Sensory Processing. Physiol Rev. 2017;97(2):553-622.
  4. Edvinsson L, et al. CGRP as the target of new migraine therapies. Nat Rev Neurol. 2018;14(6):338-350.
  5. Diener HC, et al. Medication-overuse headache: risk factors, pathophysiology and management. Nat Rev Neurol. 2019;15(10):575-588.


九州ペインケアネットワーク
Kyushu PainCare Network

福岡ペインケアクリニックと、ながさきハートクリニックは、
モヤモヤ血管治療が受けられるクリニックで、同水準の治療とサポート体制を提供しています。

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