片頭痛
片頭痛
ズキズキ・吐き気・光過敏・薬が効かなくなってきた頭痛
光がまぶしく、音が頭に刺さる。吐き気で横になるしかない——そんな頭痛を毎月繰り返していませんか。「MRIで異常なしと言われた」「トリプタンが効かなくなった」というお悩みも多くいただきます。
痛みの根っこには頭皮を走る血管の慢性的な炎症・モヤモヤ血管があります。当院では、浅側頭動脈(こめかみの血管)へ直接アプローチする「動注治療」、難治例には「カテーテル治療」を提供しています。
- 慢性化するほど自然には治りにくくなる:発作を繰り返すたびに脳の痛みセンサーが過敏になり、より軽い刺激で発作が起きる悪循環に入ります。
- 「MRI異常なし」は治療不要の意味ではない:MRIは脳の構造異常を映すもの。片頭痛の痛みの原因(血管炎症・神経過敏)はMRIには映りません。
- 薬物乱用頭痛に要注意:月10日以上の鎮痛薬服用で脳が「薬待ち状態」になり、薬が効かなくなります。
- 当院の動注治療は浅側頭動脈に直接アプローチ:異常血管の炎症を鎮める。局所麻酔・日帰り・数分で完結。
- 難治性・慢性片頭痛にはカテーテル治療も選択可能:頭頸部血管への血管内アプローチ。福岡・長崎どちらでも対応。
① 片頭痛とは
片頭痛とは、頭皮・脳周囲の血管が異常に拡張し、三叉神経が刺激されることでこめかみ付近がズキズキと脈打つように痛む反復性の頭痛疾患です。吐き気・光過敏・音過敏を伴い、発作は4〜72時間持続します。日本では約840万人が罹患しており、20〜40代の女性に特に多く見られます。
頭皮血管で何が起きているのか
片頭痛の発作が繰り返されると、こめかみを走る浅側頭動脈(STA)周囲に慢性的な炎症が起こります。すると正常より細く脆い異常新生血管(モヤモヤ血管)が増殖し、隣り合う神経を刺激し続けます。
口から飲む薬が効かなくなるのは、この「モヤモヤ血管という痛みの発信基地」に届きにくいからです。血管の内側から直接アプローチするのが当院の考え方です。
当院では、この「モヤモヤ血管」をターゲットに、血管内から直接薬剤を届ける動注治療・カテーテル治療を行っています。筋肉を外側からほぐすだけでなく、痛みの発生源そのものを減らすアプローチです。
② 症状・セルフチェック
片頭痛の痛みは「ズキンズキン」という拍動性が典型ですが、それだけではありません。脳全体が過敏になるため、光・音・においといった普段は気にならない刺激が発作中は耐えがたい苦痛に変わります。
こめかみ・目の奥が心臓の拍動に合わせてズキズキ痛む。階段を上るだけで悪化する。
頭痛と同時にムカムカ。食事もとれず、実際に吐く方も。「胃が弱い」と誤解されるケースも。
蛍光灯がまぶしくて目を開けられない、電話の着信音すら痛い、料理のにおいで気分が悪くなる。
痛みの前にギザギザした光が視野に広がる。20〜30分で消え、その後頭痛が始まる。約3割に見られる。
台風前日・雨の日・梅雨時期に決まって頭痛が来る。内耳の気圧センサーが誘引する「天気痛」。
発作は4〜72時間続き、動けなくなる。仕事・育児・家事が完全にストップしてしまう。
3個以上該当したら受診をご検討ください
- こめかみや目の奥が心拍に合わせてズキンズキンと痛む
- 頭痛のときに吐き気がしたり、実際に吐いたりする
- 光や音がいつもより気になり、暗い静かな場所に逃げ込みたくなる
- 普通に歩いたり階段を上るだけで痛みがひどくなる
- 痛みの前に目の前にチカチカした光が見えることがある
- 月に1〜4回以上、頭痛で仕事や家事を休んでいる
- 市販の痛み止めやトリプタンを月に10日以上飲んでいる
- 生理前後や低気圧の日に決まって頭痛がくる
- 首・肩のこりがひどくなると頭痛も悪化する
- 週末や連休明けに頭痛が起きやすい
- 家族(親・兄弟)に同じような頭痛持ちがいる
- これまでに経験したことのない突然の激しい頭痛(くも膜下出血の可能性)
- 手足の麻痺・ろれつが回らない・高熱を伴う頭痛(脳卒中・髄膜炎の可能性)
- 50歳以降に初めて起きた激しい頭痛
- 日に日に悪化する頭痛、または頭痛で意識が遠のく感覚がある
これらに当てはまる場合は、当院よりも先に救急病院を受診してください。
③ なぜ起こるのか(原因)
片頭痛の発症には「三叉神経血管説」が有力で、三叉神経・脳血管・CGRP(炎症物質)の3つが絡み合っています。遺伝的な体質に加え、さまざまな誘因(トリガー)が重なったとき発作が引き起こされます。
④ 放置するとどうなる?
片頭痛は放置するほど脳が痛みに対して過敏になり、より軽い刺激でも発作が起きるようになります。「最近ひどくなった」という感覚は、脳の変化が起きているサインです。
鎮痛薬を月10日以上(トリプタンは月9日以上)飲み続けると、脳の痛みセンサーが「薬を飲まないと頭痛が出る」状態になります。日本では片頭痛患者の約20〜30%がこの状態に移行していると推定されています。
⑤ 検査
命に関わる二次性頭痛(脳出血・腫瘍など)を除外してから、症状の問診・特徴で診断します。
MRIが映すのは「脳の構造的な異常」です。片頭痛の痛みは、脳の機能的な過敏・血管の炎症・神経の興奮という「状態の問題」で起きるため、MRIには映りません。
⑥ 似た疾患との見分け方
「頭痛=片頭痛」とは限りません。治療方針が大きく変わるため、正確な診断が最初の一歩です。
⑦ 治療法
片頭痛の治療は、発作を抑える「急性期治療」と頻度を減らす「予防療法」の2本柱が基本です。これらで不十分な難治性の場合、当院では血管に直接アプローチする動注・カテーテル治療を提供しています。
なぜ保存療法だけでは治らない場合があるのか
口から飲む薬は血液に乗って全身を巡った後、頭皮の血管に届きます。すでに炎症を起こしモヤモヤ血管が増殖した浅側頭動脈の周囲には薬が届きにくい状態になっています。「毎月繰り返すのに根本が改善しない」のは、血管・神経レベルの問題が残っているためです。
当院の治療は、痛みの根源であるモヤモヤ血管に直接働きかけます。症状の強さ・罹患期間に応じて最適な方法を選択します。
動注治療
(動脈注射療法)
| 方法 | こめかみの浅側頭動脈(STA)に薬剤(一時的塞栓物質)を投与 |
|---|---|
| 所要時間 | 約3分(処置)。当日帰宅可能 |
| 回数の目安 | 1〜3回(月1回ペースで調整) |
| 麻酔・入院 | 局所麻酔のみ/日帰り |
| 適応 | 薬が効かない・減らしたい方。低侵襲な処置を試したい方 |
カテーテル治療
(経動脈的微細血管塞栓術)
| 方法 | 手首または鼠径部から極細のカテーテルを挿入し、頭頸部血管を画像で確認しながら薬剤(一時的塞栓物質)を投与 |
|---|---|
| 所要時間 | 約40〜60分。当日帰宅可能 |
| 回数の目安 | 基本1回 |
| 麻酔・入院 | 局所麻酔のみ/日帰り |
| 適応 | 慢性片頭痛・動注で不十分・広範囲に血管異常がある難治例 |
動注治療・カテーテル治療ともに、福岡ペインケアクリニック(福岡市博多区中洲)とながさきハートクリニック(長崎市)の両院で対応しています。
- 二次性頭痛が除外されていない場合(脳腫瘍・脳出血など)
- 突然の激しい頭痛・意識障害・麻痺など(→すぐに救急へ)
- 造影剤アレルギーがある場合(カテーテル治療)
- 腎機能が著しく低下している場合、妊娠中の方
数分・日帰り
片側30,800円〜
1〜2時間・日帰り
片側308,000円〜
痛みの血管内治療は全て自由診療(保険適用外)です。ただし、確定申告における医療費控除の対象となる場合がありますので、領収書は大切に保管してください。なお、カテーテル治療は日帰り手術として民間生命保険の給付対象となることがあります。ご加入の保険会社にご確認ください。
⑧ 一般頭痛外来との違い
一般の頭痛外来・神経内科は内服薬による管理が中心です。当院はそこに「血管へのアプローチ」という選択肢を加えています。
- トリプタン・予防薬を試したが効果が不十分だった
- 市販薬の量が増え、薬物乱用頭痛が心配な方
- 月10日以上頭痛があるが、MRI異常なしと言われた
- 首肩こりと頭痛が同時に悪化するパターンがある
- 注射・手術への不安があり、まず低侵襲な処置から試したい
「自分は治療の対象なのか」「薬を減らせるのか」——症状をお聞かせいただくだけでも、次の一手が変わります。まずはLINEでお気軽にご相談ください。
⑨ よくあるご質問(FAQ)
患者様からよくいただくご質問をまとめました。
⑩ まとめ
- 片頭痛は脳血管・三叉神経の機能的な問題:MRI正常でも血管・神経レベルの痛みの原因はある
- 慢性化するほど自然治癒しにくくなる:発作を繰り返すたびに脳が過敏になる悪循環に注意
- 月10日以上の鎮痛薬使用は要注意:薬物乱用頭痛への移行を防ぐために早めの相談を
- 当院の動注治療は浅側頭動脈に直接アプローチ:炎症・モヤモヤ血管を直接鎮める。局所麻酔・日帰り・数分で完結
- 難治性・慢性片頭痛にはカテーテル治療が選択肢:頭頸部血管への血管内アプローチ。1回の処置で根本を狙う
- 首肩こり・生理・天気との関連も含め総合評価:症状・服薬状況を丁寧に確認し、治療方針をご説明
- 福岡・長崎どちらでも対応:LINEで無料相談からスタートできます
毎月繰り返す頭痛で仕事や育児を休まざるを得ない。薬を飲んでも根本が変わらない——そのサイクルから抜け出すために、動注治療・カテーテル治療は日帰り・ステロイド不使用で、モヤモヤ血管の発生源に直接アプローチします。
翌日から仕事復帰可能。まずはLINEでご相談ください。
日本専門医機構認定内科専門医 / 日本医師会認定スポーツ健康医
循環器内科医としての血管治療技術を応用した「痛みの血管内治療」を専門とし、2,500例以上の血管内治療を経験。片頭痛を含む難治性疼痛に対して地元九州で動注治療・カテーテル治療を行っている。
- 日本頭痛学会・日本神経学会 監修「頭痛の診療ガイドライン 2021」
- 国際頭痛学会 制定「国際頭痛分類 第3版(ICHD-3)」2018年
- Goadsby PJ, et al. Pathophysiology of Migraine: A Disorder of Sensory Processing. Physiol Rev. 2017;97(2):553-622.
- Edvinsson L, et al. CGRP as the target of new migraine therapies. Nat Rev Neurol. 2018;14(6):338-350.
- Diener HC, et al. Medication-overuse headache: risk factors, pathophysiology and management. Nat Rev Neurol. 2019;15(10):575-588.
九州ペインケアネットワーク
Kyushu PainCare Network
福岡ペインケアクリニックと、ながさきハートクリニックは、
モヤモヤ血管治療が受けられるクリニックで、同水準の治療とサポート体制を提供しています。


